キャノン
カメラメーカーの特徴(1):キヤノン
現在、3種類の撮像素子フォーマットを持っている唯一のメーカーです。
自社製のCMOSを使用しています。
自社製の撮像素子を使用しているので、欲しい時に欲しいサイズの撮像素子を得る事ができます。
他社は撮像素子を外注しているので、外注先の都合により機種の発売が左右されます。
しかし、自社製の素子を搭載しているキヤノンは発売時期に合わせて製作出来るのが強みです。
キヤノンの試作機を借りる時には、説明書やパッケージや外箱まで完全に出来上がっているそうです。他社は、コピーされた説明書を渡される事が多いとの事でした。
フィルムと同じサイズの撮像素子を持つ、1Dsmk2と5D。
フィルム換算1.3倍になる、1Dmk3(5月発売予定)。
フィルム換算1.6倍になる、30DとkissX。
1本のレンズを3本のレンズのように使用できる楽しみがあります。
また、フィルムサイズの素子を持つ現在唯一のメーカーです。
過去には、コダック・コンタックス(京セラ)からも発売されていましたが、撮像素子が高価なため等の理由のため、現在はキヤノンだけになっています。
フィルムサイズの撮像素子が、優れている点としては、
■今現在の技術では高画素化に有利である
■同じ画素数なら画素ピッチが大きく出来るので高感度やダイナミックレンジが広く出来る
■背景がフィルムと同じ様にぼける
・・・等です。
1Dmk2は、1670万画素を誇り、1秒間に4コマ撮影できます。
今現在、35mmフィルムサイズでは、最高の画素数を誇ります。
プロ用機として、CFとSDのダブルスロットを採用しています。
操作性は、フィルムの頃からのEOS?1シリーズをカメラ部分では引継ぎ、デジタル部分では、コダックと共同で開発していた頃の操作性を引き継いでいます。
デジタル部分に付いては、操作性が悪いです。
5Dは、それまで高価だったフィルムサイズの撮像素子を搭載しながら、フィルムの頃のプロ用機の値段位に抑えた機種です。
画素数は、1280万画素、1秒間に3コマ撮影できます。画素数が多いのに高感度のノイズは良く押さえられています。風景を撮影される方には、良い機種だと思います。CFを使用します。
1.3倍サイズの撮像素子を搭載している機種は、1秒間に10コマ撮影できるのでスポーツに特化しています。
この1.3倍という中途半端な数字はキヤノンがコダックと共同で開発して発売していた機種から引き継がれています。
今回の機種で、カメラ部分とデジタル部分の両方で従来機種との継続を絶ち、新たな操作性が搭載されました。
キヤノンは新しいものをすぐに採用するイメージがあると思いますが、操作性に付いてはフィルムの頃からEOS―1シリーズは変更される事なく、引き継がれていました。
画素数は、1010万画素、1秒間に10コマ撮影できます。まだ、発売前なので詳しい事はわかりませんが、レンズごとでのAF調整が出来るなど細かな点まで手を加えられています。
1.6倍の機種は、いわゆるAPS?Cと呼ばれています。
ただ、他の会社と微妙にサイズが違います。
他社は1.5倍です。
望遠側では有利になりますが、残念ながらキヤノンは1.6倍機種にプロ用機がないのが残念です。
期待されている方は多いのですが、キヤノンはいずれフィルムサイズにと会見の場で言及されているので、出る可能性はなさそうです。
30Dは、820万画素で1秒間に5コマ撮影できます。
CFを使用します。
前機種の20Dの不満を解消して出来た機種なので、よく出来た機種なのですが、キヤノンお得意の飛び道具的な所がなかったので、キヤノンファンをがっかりさせてしまいました。
現在、キャッシュバックをしていますので、買い得感もあり820万画素で十分だという方は、購入のチャンスですが、9月頃には後継機が発売されると思います。
kissXは、1010万画素で1秒間に3コマ撮影できます。CFを使用します。
キヤノンとしては、珍しく画素数で30Dに下克上を果たしていますが、APS?Cで画素数を上げたため、高感度でノイズが若干増えています。しかし、気に成る程ではないですし、AFも30Dと同じものを採用しているためお買い得感があります。
また、キヤノンとしては、初めてゴミ取りも装備しています。あまり効果がないとの声もありますが、装備されていないよりは良いです。
キヤノンのデジタル機の特徴としては、撮像素子の大きさの違い以外では、今の所ですが、RAWで撮影する事によりピクチャースタイルというフィルムを選ぶような感じで撮影後の色が統一されているモードがあります。
今の所と言ったのは、最高機種の1Dsmk2にこの機能が搭載されていないからです。
他の機種では、全て搭載されていますのでJPEGでも色調を統一する事が可能です。
この秋には、1Dsmk3として発売される機種には搭載されるようになると思いますのでJPEGでもプロ機から入門機まで統一された色で撮影できるようになると思います。
また、記録メディアは全てにCFを採用しているので、上級機のサブに入門機を使用しても、記録メディアが同じなのは利点です。
この秋には、30Dと1Dsmk2の後継機が予定されていると思います。
これらの機種には、ごみ取りが搭載されるのは間違いないと思いますし、現行機種よりは画素数が上がると思います。
また、CFの採用も引き継がれるでしょうし、もしかしたら30Dの後継機にもSDとのダブルスロットが採用されるかもしれません。
また、1Dmk3で採用された、レンズごとにピントを微調整する機能や白とびを抑制する機能も搭載されるかもしれません。
1Dsmk3については、1Dmk3の撮像素子をフィルムサイズに交換しただけのような機種になると思います。
30Dが20Dのマイナーチェンジだったので、次の機種では大幅な変更があるかもしれません。